はじめに
中小規模の図書館にとって、限られた予算内で効率的に運営することは重要な課題です。紙ベースや手作業で行っていた貸出管理や在庫管理は、手間がかかるうえ、ヒューマンエラーのリスクも否めません。そこで今回は、無料システムを活用することでコストを大幅に削減し、業務効率を向上させる方法をご紹介します。
システム導入で実現するコスト削減
1. 初期投資とランニングコストの削減
- システム導入に伴う初期費用が不要となり、初期負担を軽減
- 月額料金などの継続的なランニングコストが発生しないため、運営予算の圧迫を防止
- 有料システムに比べて、試行錯誤しながら安心して導入・運用できる環境が整備
2. 業務効率の向上
- 自動化された貸出・返却処理により、手作業による入力ミスを削減
- ISBNコードやバーコード、ICタグを活用した書籍情報の自動取得で、登録作業の時間を短縮
- 在庫状況や貸出状況をリアルタイムで把握できるため、迅速かつ適切な対応が可能
3. 効率的なリソース配分
- システム自動化により、スタッフの業務負担を軽減し、人的リソースを有効活用
- 手動作業の削減により、時間と労力を他の重要な業務に振り向けることが可能
- 人件費の削減や業務プロセスの最適化により、全体的な運営コストを低減
システムの導入により、初期・運用コストの削減だけでなく、業務効率の向上やリソースの効果的な配分が可能となり、総合的なコスト削減と運営の最適化が実現します。
中小規模図書館向けの無料システム「カシカン」
ここで特におすすめなのが、無料で利用できる貸出管理システム「カシカン」です。カシカンは、図書館運営に必要な各種機能がシンプルに統合されており、次のような強みがあります。
カシカンの主な特徴
1. 簡単な操作性
直感的なユーザーインターフェースが特徴で、初めてのご利用でもすぐに使いこなせるため、システム移行のハードルが低くなります。
2. 自動書籍登録機能
ISBNコードやバーコードを読み取り、書籍情報を自動で取得。手作業による入力ミスを防ぎ、業務効率を向上させます。
3. リアルタイムでの在庫確認
借出状況や在庫情報を即座にチェックできるため、運営における管理負担が軽減されます。急な貸出リクエストにも柔軟に対応可能です。
4. モバイル対応
スマートフォンやタブレットからもシステムにアクセス可能。外出先や現場で即座に情報確認・更新が実施でき、業務のスピードアップに寄与します。
5. 無料から始められる
基本は無償で利用可能。メンバー数ごとに必要に応じてリーズナブルな料金プランに変更できるため、図書館の成長に合わせた運用が可能です。
カシカンの主な機能ご紹介!
1. バーコード読み取り機能
カシカンでは、本のISBNコードを読み取ることで書籍情報や書影が自動で登録できます。登録できる本の数にも制限がないため、数が膨大でも大丈夫です。
2. 貸出書籍の一括登録
カシカンでは、登録したい書籍が大量にある場合、一括登録機能でエクセルやスプレッドシート、CSV形式のファイルデータから直接書籍の情報を取り込むことが出来るため、データ入力の手間を大幅に削減できます。
3. リマインダー機能
カシカンでは、書籍の貸出予定日の前日や返却予定日の前日と当日に利用者に対して通知が送られるリマインダー機能、また延滞時に通知を行う機能があります。これにより、返却忘れなどの防止に繋がります。
4. 図書のジャンル分け
カシカンでは、ハッシュタグを使うことで、図書を様々なジャンルに分けて管理することができます。ジャンルやテーマ、利用頻度や人気度などの形でジャンル分けをすることが出来ます。
5. 図書の検索機能
カシカンでは、登録済みの図書を簡単に検索することができます。書籍名や著者名、タグなどで検索することができます。利用者は読みたい本を探す時に、管理者は蔵書点検などをする時に役に立ちます。
カシカンには他にも、グループ機能を活用した図書のシェアリングや、グループの管理者から利用者全員へのお知らせ機能、貸し出し図書の最長利用日数の設定や返却時の確認項目など、細かなルールが設定できます。
まとめ
中小規模の図書館にとって、システム導入に伴う費用は大きな悩みのひとつです。しかし、無料で使える貸出管理システムを上手に活用することで、初期投資や運用コストを大幅に削減し、業務の効率化を実現できます。特に「カシカン」は、使いやすさ、充実した機能、そして柔軟なプラン設計で、図書館運営に最適な選択肢となります。
ぜひ、システムの導入を検討し、コスト削減と業務効率化の両立を図ってみてください。詳細な機能や導入事例については、カシカンの公式サイトや利用者向けブログをチェックし、あなたの図書館運営に最適なシステム選びをサポートしてもらいましょう。
カシカンのより詳しい機能にご興味がある方はぜひ、カシカンの公式サイトやカシカン使い方ブログをご覧ください。