はじめに
GIGAスクール構想の広がりにより、小中高の教育現場では1人1台のタブレットやPCが当たり前の時代になりました。授業での活用が進む一方で、先生方や学校の管理担当者からはこんな声がよく聞かれます。
- 「誰に貸した端末かわからなくなる」
- 「返却忘れや紛失で数が合わない」
- 「故障があったとき、いつどこで起きたのか追えない」
せっかく最新のICT端末を導入しても、管理が曖昧だと利用トラブルやコスト増の原因になってしまいます。そこで今回は、学校でICT端末を安心・効率的に管理するためのスマートな方法をご紹介します。
GIGAスクール構想とは?
「GIGAスクール構想」は、文部科学省が進める教育ICT施策で、児童生徒に1人1台端末と高速ネットワークを整備する取り組みです。調べ学習や家庭学習を通じて主体性やデジタル活用力を育むことを目的としています。ただし紛失や故障対策、教員のICTスキル、ネットワーク環境などの課題も残されています。
学校ICT端末管理でありがちな課題
1. 端末の所在不明
借りたまま返却し忘れる生徒や、どこにあるか分からない端末が発生。
2. 故障や破損の追跡ができない
いつ誰が使用中に故障したのかが分からず、責任の所在が曖昧になる。
3. 紙の貸出帳は限界
利用者数が増えると紙やExcel管理ではすぐに煩雑になり、更新漏れの原因に。
4. 備品の種類や数が多い
タブレットだけでなく、キーボード・ペン・Wi-Fiルーターなど周辺機器もあるため、まとめて把握しにくい。
スムーズな貸出管理のためのヒント
1. ルール作り
貸出期間や貸出方法など、明確なルールを作ることが大切です。これにより、生徒たちにもそれぞれの責任を理解させることが可能です。ルールは分かりやすく伝え、必要であれば教室内で目立つところに掲示しましょう。
2. 子どもたちの参加
貸出手続きを子ども自身に行わせることで、自主性を育てることができます。「カシカン」の会員証機能を活用し、子ども自身がバーコードを読み取り貸出手続きを行うよう指導します。このとき、手順やルールを分かりやすく教えることが重要です。
3. 貸出物の整理整頓
貸出物を整理整頓しておくことが非常に重要です。これを行うことで、子どもが自分の端末を簡単に見つけられます。
4. デジタルシステムの導入
貸出物の情報をデジタルで管理するシステムを導入することで、効率的な管理が可能です。貸出物の履歴や返却状況をリアルタイムで把握できます。
これらのヒントを活用して、ストレスなく効率的な貸出管理を行いましょう。子どもたちが素晴らしい学習ができるよう、日々の運営に努めましょう。タブレット・パソコンの貸出がスムーズに行える環境を整備することで、子どもたちの無限の可能性を存分に引き出すことができます。
おすすめツール「カシカン」
学校利用にも好評な貸出管理システムが 「カシカン」 です。特別な機材を用意せず、スマホやPCからすぐに使えるのが魅力。無料から利用できるので、教育現場でも導入しやすいサービスです。
導入の流れ
- アカウント作成(数分で完了)
- 端末や周辺機器を登録(名前・番号で管理可)
- 小規模テスト運用 → 実際に授業で活用
- 全体に展開して本格利用
カシカンでできる便利な管理
1. 備品の一括登録
カシカンでは、登録したい備品が大量にある場合、一括登録機能でエクセルやスプレッドシート、CSV形式のファイルデータから直接備品の情報を取り込むことが出来るため、データ入力の手間を大幅に削減できます。また、バーコードを使って書籍を自動的に登録することも出来ます。
2. QRコードを活用した備品管理
カシカンでは、QRコードを活用して備品管理ができます。印刷したQRコードを備品に貼り付けたり、紐付けておくことで、手元の備品から即座にカシカン上での予約手続きに移ることができます。
3. リマインダー機能
カシカンでは、貸し出す備品の貸出予定日の前日や、返却予定日の前日と当日に利用者に対して通知が送られるリマインダー機能、また延滞時に通知を行う機能があります。これにより、返却忘れなどの防止に繋がります。
カシカンには他にも、グループ機能を活用した備品のシェアリングや、グループの管理者から利用者全員へのお知らせ機能、備品の最長利用日数の設定や返却時の確認項目など、細かなルールが設定できます。
さらに「返却時の状態チェック」「グループでの共有」など細かなルール設定で、学校ごとの運用方法に柔軟に対応できます。
まとめ
ICT端末は学びを広げる大切なツール。だからこそ、「紛失」「故障」「管理ミス」といったトラブルを防ぐ仕組みを導入することが重要です。
デジタル貸出管理を活用すれば、教員の管理負担を減らし、生徒も安心して端末を使用できる環境が整います。
今年度からは、学校でも「スマート管理」を取り入れて、ICT教育をもっと快適に運用してみませんか?
カシカンのより詳しい機能にご興味がある方はぜひ、カシカンの公式サイトやカシカン使い方ブログをご覧ください。