はじめに
秋は「読書の秋」と呼ばれるように、本を手に取る機会が増える季節です。学校図書室でも多くの児童や生徒が本を借りに来るため、貸出・返却の処理が集中し、管理の負担も増大します。「どの本が今貸出中なのかが分からない」「返却忘れが続いて探すのに時間がかかってしまう」──そんな悩みを解決するのが、デジタルで行う貸出管理システムです。この記事では、読書の秋にこそおすすめしたい、学校図書室の貸出管理デジタル化について解説します。
学校図書室の貸出管理にありがちな課題
従来の紙やExcelによる管理には次のような課題がつきものです。
- 記入漏れや記録ズレ:返却日を書き忘れる、本の返却処理がダブる
- 検索が大変:目的の本がどこにあるのか、誰が借りているのかが分かりにくい
- 集計に時間がかかる:どのジャンルがよく読まれているかの統計を取るのが大仕事
- 子ども主体での利用が難しい:低学年では台帳管理や漢字の操作に対応できないことも
このままでは「読書の秋」に子どもたちが本を楽しむ時間よりも、先生の管理にかかる時間の方が増えてしまいます。
デジタル貸出管理を導入するメリット
システムを使えば従来の課題を解決し、児童も先生もスムーズに利用できます。
1. リアルタイムで貸出状況を把握
誰がどの本を借りているか、返却期限はいつか。
台帳では分かりづらかった最新情報をシステムなら一目で確認できます。
2. 貸出・返却がワンクリックで完了
紙やExcelでの記録に比べて、ほんの数秒で「貸出」「返却」の操作が完了。先生の手間はもちろん、子どもたち自身でも簡単に操作できます。
3. 読書傾向をデータで分析
人気の本やよく読まれるジャンルが自動で集計されるので、次の購入計画にも役立ちます。学校全体で「読書の秋」を盛り上げる施策にも活用可能です。
4. 子ども主体の運営ができる
低学年でも扱える「ひらがなモード」やQRコードスキャンを使えば、子ども自身が図書係として貸出管理をすることも可能です。「自分で借りられる」という体験は読書習慣の定着にもつながります。
おすすめのシステム「カシカン」
「カシカン」は無料から使える貸出管理システムで、図書室の効率化に最適です。秋の多忙な時期にも、直感的に導入してすぐに運用できます。
カシカンの機能
1. バーコード読み取り機能
カシカンでは、本のISBNコードを読み取ることで書籍情報や書影が自動で登録できます。登録できる本の数にも制限がないため、数が膨大でも大丈夫です。
2. 貸出書籍の一括登録
カシカンでは、登録したい書籍が大量にある場合、一括登録機能でエクセルやスプレッドシート、CSV形式のファイルデータから直接書籍の情報を取り込むことが出来るため、データ入力の手間を大幅に削減できます。
3. リマインダー機能
カシカンでは、書籍の貸出予定日の前日や返却予定日の前日と当日に利用者に対して通知が送られるリマインダー機能、また延滞時に通知を行う機能があります。これにより、返却忘れなどの防止に繋がります。
4. 会員証作成機能
カシカンでは、グループページへのログインリンクをQR化してプリントできます。会員証を活用すれば、たとえ一台の端末でもカシカンをみんなで使えます。アカウント登録不要の会員証も発行可能で、メールアドレスは不要です。
5. ひらがなモード
まだ漢字の読めないこども向けに、カシカンで表示する文字を全てひらがなにすることができます。これで子供が自分たちで借りたいものを選び、貸出を行えるようになります。
6. QRコードを利用した物品管理
カシカンでは、QRコードを活用して物品の管理ができます。印刷したQRコードを備品に貼り付けたり、紐付けておくことで、手元の備品から即座にカシカン上での予約手続きに移ることができます。
まとめ
読書活動が盛んになる秋は、図書室の利用が最も増える時期です。忙しいときほど、管理で手間を取られるのはもったいないことです。貸出管理をデジタル化することで、先生は本来の教育業務に集中でき、子どもたちはより自由に本を楽しめます。この秋から、学校図書室の運営をスムーズにするために「カシカン」を試してみませんか。
カシカンのより詳しい機能にご興味がある方はぜひ、カシカンの公式サイトやカシカン使い方ブログをご覧ください。